導入事例 | 総合健診支援システム iD-Heart

医療法人健身会 南越谷健身会クリニック 様

作成者: 株式会社テクノア|2025.1.14

南越谷健身会クリニック様は、古くから東京のベッドタウンとして知られる、埼玉県東部の越谷市にある医療機関様です。
東武スカイツリーライン、JR武蔵野線の交わる新越谷駅(南越谷駅)からシャトルバスで5分ほどの住宅街の中にあり、地域のかかりつけ医として病気の早期発見、早期治療に取り組まれています。

あらゆる病気に対応する小さな大学病院を目指し、MRIをはじめとした数々の先進医療機器を活用。
各分野の専門の医師が在籍され、幅広い診療内容で知られています。

予防医療にも注力され、2003年の開院時から健診受診者を受け入れてこられました。
2005年には健診業務の効率化を図るために『iD-Heart Ver.1』を導入。
約20年が経過した現在では、最新型となるVer.5をご利用いただいています。

『iD-Heart』を長年ご利用いただいているポイントなど、健診センター様の事務部門をとりまとめられている望月様にお伺いしました。

価値の高い健診サービスの提供に不可欠な『iD-Heart』

当院では、2005年に臨床検査会社からの紹介で『iD-Heart』の初期型(Ver.1)を導入しました。
2011年にはVer.2に、そして、2023年に最新型のVer.5へバージョンアップしています。

健診センターでは『iD-Heart』を継続利用してきましたが、これまでの間に経営陣は、電子カルテ導入に伴って健診システムも入れ替えようとしたこともありました。
私たちスタッフは、『iD-Heart』でなければ当院の健診業務は円滑に行われないことを経営陣へ訴えました。
受診者様に価値の高い健診サービスを提供するにはまず、健診システムが使いやすくなければなりません。
健診業務のほとんどは事務業務で、それを担うのが健診システムだからです。
事務業務を効率的に行えれば応対や接遇に集中でき、受診者様にご満足いただけます。
そのためにも『iD-Heart』の良さを伝え、経営陣にも理解され、今に至っています。

健診センター様事務部門を取りまとめられている望月様

当院が長年にわたって『iD-Heart』を使い続けている理由、私たちスタッフが『iD-Heart』を使い続けたいと思う理由が3点あります。
それは、
・ソフトウェアとしての操作性が良い
・帳票設計ツールで帳票の変更が容易にできる
・手厚いサポート体制で安心して利用できる
ことです。

ソフトウェアとしての操作性

まず、ソフトウェアの操作性が非常に良い点です。
これまでのVer.2でも直感的なインターフェースで使いやすかったですが、Ver.5になってさらに画面も見やすく、使いやすくなりました。
操作も簡単ですし、ITに詳しくないスタッフにもわかりやすく、作業手順も理解しやすいと思います。
当院のスタッフは私も含めた全員、入職した時点では健診業務のことを知りませんでした。
もちろん、健診システムに触れるのも初めてでした。

特に業務に役立っているのが「進捗管理機能」です。
各業務段階ごとの作業完了状況がハートマークと色で表示されるようになっています。
たとえば、健診コースで設定した身体計測などの項目のすべてが入力され、かつ、判定を行っていれば、「身体情報」の段階は完了となり、青いハートマークに変わります。
この表示の順に作業を行い、ハートマークの色が変わっていけば、業務が順調に進むことが直感的に理解できました。
コースごとに変わる印刷物や資料の発送状況も管理できています。
当院のスタッフは「この機能のおかげでスムーズに健診業務を覚えることができた」と言っても過言ではありません。

進捗管理機能(画面はイメージ)

受診者様や契約先の企業に対して結果の記載漏れや資料の未達があると、医療機関は信用を失墜します。
「iD-Heart」は、そうしたミスが起こらないよう、しっかりとチェックできる機能が備わっており、当院にとって不可欠な存在となっています。

帳票設計ツールで帳票の変更が容易

『iD-Heart』には帳票設計ツール「ピタッと帳票」が搭載されています。
このツールのおかげで、医師から帳票変更の指示があっても、私たち事務スタッフで柔軟に対応できています。
懇意にしている他の医療機関では、帳票の変更があると健診システムベンダーへ依頼して、有償で修正対応してもらっていると聞きました。
もちろん、変更に時間もかかるため、医師の指示から数日、長ければ数週間後の対応になるそうです。
当院では、「ピタッと帳票」を使用することで、たとえば、問診票にアレルギーに関する項目を追加したり、案内書の文言をよりわかりやすく変更したりする作業を、簡単に素早く行うことができるようになりました。
ほとんどの変更指示は即日対応可能です。

ピタッと帳票(画面はイメージ)

「ピタッと帳票」は直感的に操作でき、私たちが思い描く帳票を形にすることができます。
難しい操作が必要な時もサポートセンターに連絡すれば、リモートで丁寧に教えてもらえます。

手厚いサポート体制で安心して利用

帳票設計ツールだけでなく、わからないことがあるとサポートセンターに連絡しています。
このサポートセンターの対応が非常に良いです。
電話だけでなく、複雑な内容はリモート操作でも教えてもらえます。

健診業務を知らない新人のスタッフでも、しっかりとサポートいただけて運用が回るようになりました。
電話で問い合わせた際の回答もとても早くて助かっています。
院内の他のシステムなどのサポートと比べても解決力が高いなぁと、みんなで感心してますね。

iD-Heartサポートセンターの様子

インストラクターの方や開発担当の方が当院へ来てくださったこともありました。
どなたもとても親切で、当院の業務をしっかりサポートしようという熱意が伝わり、大変うれしいです。
バージョンアップ時も迅速かつ丁寧にサポートしていただき、スムーズに移行できました。
彼らの手厚い支援のおかげで、より効率的なシステム運用が可能になり、日々の業務がより充実したものになっています。

早期発見・早期治療への取り組み

当院は地域のかかりつけ医院でもあり、高度な医療機器を備えた「小さな大学病院」でもありたいと考えています。
地域のみなさんが気軽に健康相談できて、専門的に対応できる診療体制を整えてきました。

高度な医療機器を活用した健診サービスにも力を入れています。
たとえば、人間ドックと脳ドックを同時に受診いただくことで、単独で受診するよりも割安になるよう設定しています。

これらの取り組みはすべて、病気の早期発見・早期治療を行うためのものです。
「南越谷健身会クリニックで健診を受けていれば安心だ」と思っていただけるような健診サービスを提供するために、これからも『iD-Heart』を活用していきます

ご対応ありがとうございました。これからもしっかりとサポートいたします。