快適な環境で高度な医療を提供する有床診療所
岡村記念クリニック様は、埼玉県南西部の日高市に位置し、高麗川にも近い静かな杜の中にある有床診療所様です。
充実した入院設備やプライバシーに配慮された透析室、全館に設置された床暖房などの充実したアメニティーにより、患者様、受診者様に快適な空間が提供されています。
院内でもとくに緑に包まれたエリアに位置する健診センター様は、受診者増加に伴い、2018年にリニューアルオープン。
2022年6月には更なる受診者サービスの向上を図るため、総合健診支援システム『iD-Heart』を導入されました。
『iD-Heart』のご利用状況と健診業務への取り組みについて、健診センター課長の横手様と主任の中村様にお話を伺いました。
左:健診センター 課長 横手様 右:同主任 中村様
横手様:
当院は「患者が受ける医療は、アメニティーによって高められる」をモットーにして、2000年に開設しました。
外来は複数医師による診療で複数診療科に対応する、19床の有床診療所です。
地域医療にも長年貢献しており、二次救急指定も受けています。
院内では電子カルテ(ワイズマン社)を運用し、オープンMRIなどの最新鋭医療設備も揃えて、高度な医療を提供しています。
開院当初より、健診の受け入れも行っていました。
当初は件数も少なく、1日2〜3件の対応だったと聞いています。
結果報告書は、検査センターから提供されるソフトウェアで作成していました。
年々受診者様が増え、2018年に健診センターをリニューアルオープンしました。
木漏れ日あふれる緑いっぱいの環境にある健診センター
中村様:
2018年に健診センターがリニューアルオープンして、1日に10人以上の受診者様を受け入れるようになりました。
当院では、院長の「しっかりとした健診報告書を出したい」という意向に合わせて、『iD-Heart』導入以前から所見コメントなどの指導内容を細やかに記載してきました。
ただ、当時の結果報告書作成用ソフトウェアでは、コメントの入力操作に手間がかかり、スタッフにも多大な負担がかかっていました。
また、健診の受診者様が診療に来られた際には、結果報告書を健診センターで再印刷して診察室まで届ける必要がありました。
受診者様がいつ来院されるかはわからないので、診察室から連絡が来て受診者様のデータを探して、印刷し直して、診療まで持っていくのに10分くらいはかかります。
その間、電話でのご予約の連絡や他の受診者様への対応が遅れるので、健診センターのスタッフにもストレスがかかっていました。
『iD-Heart』が自院の健診業務に適したシステムだった
横手様:
以前の結果報告書作成用ソフトウェアでは、多くの報告書を作る上で使いづらく、トラブルの際にサポートをお願いしても時間がかかるなど、スタッフの残業も増え、業務に支障が出ていたんです。
そこで、新たなソフトウェアを導入して、業務の効率化を目指すことにしました。
いろいろと調べていくと「健診システム」であれば、報告書作成だけでなく、課題となっていた予約の管理やお金の管理もできることがわかりました。
そこで、2020年半ばくらいから健診業務全般を管理できるシステムの情報収集を始めて、多くの展示会に足を運びましたね。
付き合いのある健診センターにも見学に行って、いろいろと教えてもらいました。
10社以上見た中で、当院の業務イメージにピッタリだと思ったのが『iD-Heart』です。
もちろん、費用対効果の面でも評価して、気に入りました。
今では健診業務も効率化できて、導入して本当に良かったと思っています。
『iD-Heart』が業務イメージにピッタリだったとおっしゃる、横手様
中村様:
『iD-Heart』は院長が考える所見や指導コメントをマスタに組み込めて、判定を自動化できます。
結果数値を入力して自動判定処理をかければ、受診者様の結果数値や状態に合わせて、院長の考える判定やコメントが再現できます。
出力されたコメントに修正があっても簡単に対応できるので、結果報告書作成も楽になりました。
『iD-Heart』にしてから報告書作成だけでなく、業務全体の効率が上がってますね。
受診者様への応対時間が増えたと、スタッフ全員で喜んでいます。
横手様:
当院では「早く済ませる健診」ではなく、「受診者様に寄り添う健診」を行うようにしています。
ご案内もおひとりおひとりお呼びするなど、しっかり応対するのがモットーです。
受診者様にもお喜びの声をいただいていますし、リピーターの方も年々、増えていますね。
まさに『iD-Heart』による健診業務の効率化が、受診者様のご満足にも繋がっています。
受診者満足度の高さを支える健診センターのアメニティー
院内システムとの連携で健診センターの業務効率が向上
中村様:
健診の予約や1日の健診数の管理も『iD-Heart』で行っています。
予約の電話を受けながらお名前やコース内容など、ヒアリングすることが多くあります。
予約カレンダーで胃カメラや胃透視の件数を確認できるので、対応も簡単です。
『iD-Heart』を導入してからは、画像検査オーダーなどの業務も簡単になりました。
当院で利用している電子カルテとの連携で、画像検査オーダーにかかる操作時間が減りました。
診察室の電子カルテ端末でも『iD-Heart』を使えるようになり、受診者数の状況もわかって院長も喜んでいます。
操作のし易さでも『iD-Heart』を選んで良かったと思っています。
中村様は主任として、健診センターのスタッフを取りまとめる
横手様:
『iD-Heart』に決めた理由は他にもあります。
電子カルテや院内システムとシームレスに連携できる点です。
画像検査オーダーの連携では、予約のあった健診コースに合わせて電子カルテへ依頼が入ります。
PACSとも連携できているので、検査画像など確認も簡単です。
電子カルテ端末では、受診者様のこれまでの結果報告書を参照できます。
当院では、精密検査や二次検査が必要な受診者様には、結果報告書と一緒に二次検査案内書も提供しています。
医師は二次検査に来院された受診者様の電子カルテを開きながら、結果報告書をすぐに参照できるようになりました。
健診センタースタッフの作業や移動が無くなったことで、業務効率も大きく上がりました。
健診センターのサービス向上に寄与する『iD-Heart』
横手様:
受診者数は年々増え、人間ドックと協会けんぽ生活習慣病予防健診でも3,000件を超えるようになりました。
当院では健診終了後、胃の検査を含む方には管理栄養士の考えたメニューの食事を提供しています。
そういったことから、契約している企業様同士や受診者様からご紹介いただいて受診される方々が増えていますね。
環境や雰囲気のいい施設とおっしゃっていただくことが多く、私たちスタッフも大変嬉しく思っています。
中村様:
女性の受診者様だけが受診できるレディースデーを月に1回、実施するようになりました。
健診後には素敵な器を使った、可愛い特別メニューのランチを提供しています。
デザートには日高市内でも話題の和菓子屋から、素敵なお菓子を提供していただいています。
サービス提供で満足いただけるのも、『iD-Heart』でしっかり業務管理ができているからです。
レディースデーに提供される、人気のランチメニュー
横手様:
健診センターでは売り上げ金額なども含め、統計機能を使って毎月の報告に使用しています。
集計などもボタン一つで出力できるので非常に楽になりました。
操作方法で不明な点があったら、サポートセンターへ連絡して教えてもらってます。
ちゃんと連絡がついて、すぐに解決してくれるのでとても満足しています。
埼玉県は協会けんぽ加入企業が多く、当院でも年々受診者数が増え続けており、事務処理時間も増えましたけど、『iD-Heart』のおかげで残業が増えることもありません。
業務効率が上がった分、受診者様へのサービスに時間を充てられています。
『iD-Heart』はまさに、当院のサービス向上に寄与する健診システムですね。
ご対応ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
施設情報
- 所在地
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埼玉県日高市栗坪230-1
- 施設名
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医療法人社団 輔正会 岡村記念クリニック
- 電話番号
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042-986-1110
- URL
- 健診件数
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年間 約8,000件(2024年6月時点)
- 端末台数
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10台(2024年6月時点)